ホーム 私たちの活動 感動発掘・発信インタビュー 08 進化するロボットをつくるために、「心」の研究が必要だった

前野隆司(まえの たかし)

1962年山口生まれ。広島育ち。84年東工大卒。86年東工大修士課程修了。キヤノン株式会社、カリフォルニア大学バークレー校客員研究員、慶應義塾大学理工学部教授、ハーバード大学客員教授等を経て、2008年より慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント(SDM)研究科教授。2011年より同研究科委員長兼任。研究領域は、ヒューマンロボットインタラクション、ハプティックインタフェース、認知心理学・脳科学、心の哲学・倫理学から、地域活性化、イノベーション教育学、創造学、幸福学まで。主宰するヒューマンラボ(ヒューマンシステムデザイン研究室)では、人間にかかわる研究なら何でもする、というスタンスで、様々な研究・教育活動を行っている。また、所属する文理融合の大学院SDM研究科では、環境共生・安全などの社会的価値を考慮した様々なシステムのデザインに関する研究・教育を行っている。著書に、『脳はなぜ「心」を作ったのか』(筑摩書房)、『錯覚する脳』(筑摩書房)、『思考脳力の作り方』(角川書店)など。近著に『幸せのメカニズムー実践・幸福学入門』『「死ぬのが怖い」とはどういうことか』(いずれも講談社)がある。共著も多数。

感動とは

インタビュー中の前野教授は好奇心に満ち溢れた少年の様な笑顔で「幸福になるために感動がある」「学生の成長と素晴らしい人との出会いにより毎日感動できる」と穏やかに話されました。教授の研究グループから生まれた「幸せの因子」を意識し目指すことにより、今日とは違う明日、明日とは違う明後日となり、より多くの幸福や感動と出会える機会が与えられると思います。今後もアイディアの化学反応から幸福を追求し、よりよい世界が創出されることを期待しています。

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